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前記事の続きです。


・住宅改修のタイミング


「介護保険を利用した住宅改修工事というものがあるらしい」

このことを知った方もそのサービスを利用する時期について迷うことがあるでしょう。
私の今までの経験からの見解ですと、
少しでも不便を感じているのならすぐに改修をするべきです。

理由は一つ。
怪我をしてからでは遅いからです。
bdcam 2011-02-02 19-59-03-080


介護認定を受けたと言ってもまだまだ元気だ。という方もいらっしゃいます。
ですが介護認定を受けるということはどこか身体機能の低下が見られ始めています。
周りのご家族も手すりやスロープはまだ早い、と考える方もいらっしゃるかもしれません。


ですが介護・福祉の世界で頻繁に使われる言葉の一つに「予防」という言葉があります。

今回の場合はご利用者様が怪我をすることに対しての予防です。

身体機能の低下が見られ始めたならば住宅改修をすべきです。
怪我をしてから手すりやスロープをつけても遅いのです。


ご利用者様本人がいらないとおっしゃっても、取り付けられた手すりなどは、
ご家族の方にとっても便利に働くことがほとんどなのですからやらない理由はないでしょう。




・住宅改修をするべき箇所の優先順位


玄関、廊下、寝室、居間、お風呂、トイレ…

家のなかには様々なスペースがあります。
その中から住宅改修をするべき場所としてどこを選ぶべきなのでしょうか?


答えは「ご利用者様の動線を意識して選ぶ」です。


どういうことかというと住宅改修工事を必要とするご利用者様が、
普段生活する上でよく行く場所から優先的に改修をするのが正しいということです。


動線と言っても2種類あります。

1つ目は積極的な行動範囲
2つ目は生理的な面で必要な行動範囲です。


積極的な行動範囲とは…

居間に行って家族とコミュニケーションをとりたい
→寝室から居間に移動するときの廊下に手すり
→廊下と寝室の間に段差があるなら廊下の床のかさ上げ

玄関から外出して外の空気を吸いたい
→玄関の上がり框が高いならば式台設置と手すりの取り付け

例えばですが以上のような場合はご利用者様が求めていらっしゃる場所です。
家の中にせよ外にせよ、その場所に移動することによって人生の楽しみを得られるのですから、
それを遮るものを改修することは必須と言えるでしょう。
bdcam 2011-02-02 20-03-18-348



そして生理的な面で必要な行動範囲とは、入浴や排泄に関わる場所のことです。

入浴や排泄が思い通りに出来なくなることはご利用者様にとって大変な負担となります。
身体的にも心理的にも。
逆に、自立した入浴と排泄を継続できることはご利用者様を勇気づけます。

ならばトイレの便座から立ち上がれないならば壁に手すりをつけたり、
お風呂のドアが開けにくいならば引き戸にするなど、
転倒の危険を遠ざけるような工事を検討すべきです。




住宅改修工事をするならばこの2点の動線から考えるようにします。
ご利用者様の行動範囲とそこへ行くことで何が得られるか?
そこで得られるものの重さがそのまま工事箇所の優先順位となるのです。




・身体状況は変化する

そして最後にもう一つ工事の際に考えなければならないことがあります。
それは「未来」を想定した住宅改修です。


例えば外玄関の前にスタンド手すりを取り付けるとします。
現在ご利用者様は足腰が弱ってきてドアまでの通路を手すりなしでは歩けないからです。
手すりを付けて安全にドアまで移動できるようになりました。

数年後、ご利用者様は車椅子で移動するようになりました。
しかし問題が発生しました。
数年前、住宅改修工事で玄関の前につけたスタンド手すりが車椅子の移動の障害物となってしまったのです。


この例のように、ご利用者様の身体状況は時間の経過と共に変化していきます。
bdcam 2011-02-02 20-00-11-254

それに伴い移動手段だったり生活パターンが変わることがあります。
予測できないことを心配しても仕方ないのですが、予測できることはたくさんあります。

ですから住宅改修工事を行う際には細心の注意を払い決定します。
ご本人、ご家族、関わっている方全員の意見を聞いて行うようにしてください。




非常に長くなりましたが、以上が私が考える住宅改修についてです。



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介護保険を利用したサービスの中に住宅改修というものがあります。

まずはその制度を簡単に紹介します。


●住宅改修費の支給が認められるのは、

 在宅の要介護・要支援の認定を受けた者


●支給金額は、

 20万円を上限として改修費の最高9割(18万円)が助成される。負担は1割。
 何回かにわけての申請もできる。
 限度額を超えた部分については、全額自己負担となる。


●対象工事内容は、

 1,手すりの取り付け
   (玄関や玄関から道路までの通路、廊下、便所、浴室などに、転倒予防、移動、移乗動作のための手すりの設置)

 2,段差の解消
   (スロープの設置・踏み台の設置・敷居の除去・浴室の床のかさ上げなど)

 3,滑りの防止、移動の円滑化等のための床材又は通路面の材料の変更
  (床をフローリングに・浴室の床を滑りにくいものへ・通路面の滑りにくい舗装材への変更など)

 4,引き戸等への扉の取り替え
  (引き戸、折り戸、アコーディオンカーテンへの取り替え・開き勝手、ドアノブへの変更、戸車の設置など)

 5,和式便器から洋式便器等への便器の取り替え
   (和式便器から洋式便器(暖房・洗浄機能付きなど)への取り替え工事)

 6,その他上記の住宅改修に付帯して必要な住宅改修
   (手すりの取り付けのための壁の下地補強・ 浴室の床の段差解消(浴室の床のかさ上げに伴う給排水設 備工事・ 床材の変更のための下地の補修や根太の補強又は通路面の材料の変更のための路盤の整備・ 扉の取り替えに伴う壁又は柱の改修工事・便器の取り替えに伴う給排水設備工事(水洗化又は簡易水洗化に係るものを除く・便器の取替えに伴う床材の変更など)




   以上の項目が住宅改修費支給の対象となります。




住宅改修を行うことで在宅で暮らすご利用者様が生活しやすくなります。
とはいえ家の規模等にもよりますが、上に挙げた項目全ての工事をするのには20万円ではとても足りません。



では住宅改修を行うと決めたときにはどのような優先順位をつけて行うと最も効率がいいのでしょう?

そして住宅改修を行うタイミングは?




以上2点について今回は考えてみました。

つづく。
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最近、世間でもバリアフリーという言葉がチラホラ聞かれるようになってますね。


バリアフリーというのは
「障害者を含む高齢者等が社会生活を送る上で、
生活の支障となる物理的な障害や精神的な障壁を取り除くことやその状態」

を指します。


今回は、私がご利用者様に教えていただいた住宅の中でのバリアフリーについて書いてみます。



住環境のバリアフリー化の中で一番に指摘されるのが段差です。
高齢者になり身体機能が低下した状態になると、
健常者ならば簡単にまたげる小さい段差にもつまずいてしまうことがあります。
ですから、最近建築される住宅は予め段差を極力無くした設計になっていることが多いです。
bdcam 2011-01-17 19-59-04-879


部屋と部屋の境目だったり、
お風呂と脱衣所の境目も段差を無くしフラットな状態で作られている住宅が増えています。


高齢者の方が避けたい事故の一つに転倒があります。
段差の解消はこの転倒を防ぐためには不可欠な要素です。


そして段差の他にも高齢者の方にとって転倒の原因となりうる障害を、
今回私はご利用者様に教えていただきました。

段差の他に歩行の際に障害となる物とは
「スリッパ」です。
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家の中の色んなところにスリッパのある家を見かけることがあります。

たしかに床が冷たかったりするとスリッパを履きたくなるのはわかるのですが、
玄関、居間、寝室、トイレ、と至る所にスリッパを置いている環境ですと、
身体機能が低下した高齢者の方にとってはスリッパが障害となりうるのです。

「スリッパにつまずいて転倒しそうになった」
ということで、そのご利用者様の家庭では、今までたくさん置いてあったスリッパを全て片付けたそうです。
もちろんトイレも。


それ以来「家の中での歩行がとても楽になった」というのです。



掃除は以前よりも念入りにするようになったということですが、
スリッパを置く習慣を無くしただけで安全と安心を得られたということを聞き、
福祉用具専門相談員として福祉住環境コーディネーターとして、
今まで全く意識したことがなかったことなのでとても勉強になりました。


各ご家庭様々事情がお有りでしょうが、
もしもスリッパを置かなくても良い環境なのでしたら片付けてみるのもいいのではないでしょうか?

はじめに
現役福祉用具専門相談員として活動しているブログ管理人ナッパの「福祉用具専門相談員の仕事ブログ」です。

●福祉用具専門相談員の仕事内容
●福祉用具の種類・使い方
●住宅改修について


を主に取り扱っています。


福祉用具について知りたい方、福祉用具専門相談員に興味のある方の参考になれば幸いです。それではよろしくお願いします。

プロフィール

ナッパ☆

Author:ナッパ☆
福祉用具専門相談員と福祉住環境コーディネーター2級の資格を持って福祉用具のレンタル販売・住宅改修の仕事をしています
連絡先はこちら
kaigoyougufukusi☆gmail.com
☆を@に変えてメールください。

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