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重度の認知症の方に福祉用具を導入したときの話です。


その方は夜間にポータブルトイレを使用していたのですが、
ポータブルトイレには手すりがついておらず、
用を足して立ち上がるときにバランスを崩してしまい何度か転倒しているとのことでした。

転倒は骨折などに即繋がり大変危険なため、
ポータブルトイレの脇に置き型手すりを設置することになりました。

導入時に利用者様とその家族の方に実際に使っていただいて、
「便利だ」
ということで導入したのですが、
数日後、
家族の方から電話があり
「転倒してしまった」との報告がありました。

よくよくお伺いすると、
ポータブルトイレの脇にある手すりの存在を忘れてしまっているというのです。

私たちからすると信じられないことですが、
ポータブルトイレの脇に明らかにある手すりが目に入っていながらも、
それを支えとして使うという発想ができなくなっていたのです。

ポータブルトイレを使って用を足すということは覚えていても
新たに加わった置型手すりを使うということはできなかったのです。

幸いその時は骨折などの大怪我には至らずにすみました。

その後の対策として、ポータブルトイレを手すり付きのものに変更してみたところ、
同じ場所に置くことで「トイレである」という認識はそのままで無事に立ち上がりを安全に行うことができるようになりました。


認知症の方には当たり前の福祉用具を当たり前に選定したからといって問題が解決するとは限らないのだ。
福祉用具専門相談員はそこまで考慮に入れて選定しなければならない。

ということを学びました。
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Entry TAG
福祉用具専門相談員   福祉用具   認知症   置き型手すり   転倒   骨折   立ち上がり   ポータブルトイレ  
Comment
1
なるほど!
大変勉強になりました。
認知症のご利用者の多くは、「それまでの生活習慣を踏襲する」という傾向が強いです。いくら便利なものを導入しても、以前の生活の中になかったものは、異物として排除しようとしたり、無視したりというようなことがよく起こります。
また、高次脳機能障害にあるような、「失行」および「失認」様の症状も見られることがあり、お手本を見せても理解できなかったり、その「もの」自体が何であるのか理解できなかったりします。
難しいですね!

2
Re: なるほど!
コメントありがとうございます!
福祉用具専門相談員のかたなのでしょうか?

この件があったとき、認知症の方に
「我々の勝手な考えを押し付けてはいけないんだなぁ」と反省しました。

認知症の方にはおっしゃるとおり「それまでの生活習慣を踏襲する」という傾向が見られるようですね。

こちらこそ勉強になります。
またよろしくお願いします。

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はじめに
現役福祉用具専門相談員として活動しているブログ管理人ナッパの「福祉用具専門相談員の仕事ブログ」です。

●福祉用具専門相談員の仕事内容
●福祉用具の種類・使い方
●住宅改修について


を主に取り扱っています。


福祉用具について知りたい方、福祉用具専門相談員に興味のある方の参考になれば幸いです。それではよろしくお願いします。

プロフィール

ナッパ☆

Author:ナッパ☆
福祉用具専門相談員と福祉住環境コーディネーター2級の資格を持って福祉用具のレンタル販売・住宅改修の仕事をしています
連絡先はこちら
kaigoyougufukusi☆gmail.com
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